経年変化の美しさが魅力のイタリアンレザー!
タンナーごとの個性が創出されています。
イタリア伝統的な革製法「パケッタ製法」によって創出されるイタリアオイルレザー。
イタリアで創出されている革素材の総称として、「イタリアンレザー」という言葉が使われています。
ゆえに、厳密な定義や種類が確定されているわけではありません。ただ、一般的にイタリアンレザーと
称した場合、その対象となるのが次項に記している革素材です。
中でも、中心的な位置づけとなっているのが、
イタリア伝統的な革製法「パケッタ製法」で作られた、オイルドレザーです。
パケッタ製法は、天然オイルを皮繊維(主に牛革)の中にたっぷりと浸透させることによって、革のなめし加工
を行うもの。同じパケッタ製法を用いても、原皮種類やタンナー(革なめし工場)の違いによって、それぞれ
趣の異なる革素材が作られています。
ただ、共通して、天然オイルによる、「美しい艶感」と「経年変化の美しさ」
及び「革肌の滑らかさ」が特徴となっています。
日本でもお馴染みの代表的なイタリアンレザー!
近年、本革財布や革バッグなどを通じて、日本でもお馴染みとなっている、代表的なイタリアンレザーを
ピックアップすると下記のような種類があります。大きく分けると「オイルドレザー(成牛皮)」「オイルドカーフ
(仔牛皮)」「オイルドヌバック」「ベジタブルタンニンレザー」が代表的な革素材となります。
■マットーネ(イタリアンオイルカーフ)
極めの細いカーフ原皮(仔牛皮)を元に、ガゼイン加工を施すことによって創出され
るのが、「マットーネ(イタリアンオイルカーフ)」です。
卵白を用いたガゼイン加工ならではの、
艶感と滑らかな手触り感が特徴に。
イタリアオイルレザーの中で、最も新品時からの艶感に富んだ
革素材です。
▼マットーネ仕様財布(メンズ)の特集ページはこちら!
■ミネルバボックス(イタリアンオイルレザー)
成牛原皮を元に、パケッタ製法にて創出されているのが「ミネルバボックス」です。
天然の牛原皮ならではの天然シボ(シワ模様)をそのまま活かす形で創出されているのが
ミネルバボックス最大の特徴と言えます。
新品当時は、少しマットな風合いとなっていますが、使っていく中で徐々に艶感が増してくる
のが魅力の要素に。
▼ミネルバボックス仕様財布(メンズ)の特集ページはこちら!
■ミネルバリスシオ(イタリアンオイルレザー)
ミネルバボックスを創出しているタンナー「イタリア・バダラッシ社」が創作しているもうひとつのイタリアンレザー
が「ミネルバリスシオ」です。
同じパケッタ製法で作られているのですが、革風情には大きな違いが。
革表面にシボなどは無く、とても滑らかな革素材に仕上げられています。全体的にとても
しなやかで、柔らかさのあるのが特徴となっています。
■ナポレオンカーフ(イタリアンオイルドヌバック)
イタリアを代表するオイルドヌバックが「ナポレオンカーフ」。原材料として、起毛加工したヌバック素材を
使用しているのが特徴で、そこにたっぷりと天然オイルを浸透させることによって創出される革素材です。
革素材のしなやかさ、柔らかさという意味では、最上位に位置づけられるもの。また、経年変化の美しさと
その変化のスピードが最大の特徴となっています。
▼ナポレオンカーフ仕様財布(メンズ)の特集ページはこちら!
■オリーチェ・パケッタレザー
イタリア老舗タンナーのひとつ「オリーチェ社」が創出している
イタリアンオイルレザーが「オリーチェ・パケッタレザー」です。
飴色がかった、少し濃い目の染色が
特徴。新品時からオイルレザーならではの艶感を楽しめるのが魅力に。
■ブッテーロ(ベジタブルタンニンレザー)
イタリアを代表するタンナー「ワルビエ社」が創出しているイタリアンレザーが「ブッテーロ」
です。
世界的なステータスを築いている革素材で、多くの革製品に活用されています。
成牛のショルダーレザーをベジタブルタンニンでなめしたタンニンレザーで、牛革本来の
ナチュラルな革表情が活かされているのが特徴に。
■ベネチアンレザー
ベネチアにほど近いサンタクローチェというところで誕生・創出されている
イタリアンレザーが「ベネチアンレザー」です。
なめし加工から染色仕上げまで一貫して、”ベネチア地域”にて行われていることから
この名前が付いたようです。
柔らかさのある”カーフ原皮”をもとに
水染め仕上げよる、美しい色ムラ感が大きな特徴となっています。
ロッソピエトラ(Losso Pietra)!新たに誕生したピエトラレザー仕立ての財布
日本において、新たなイタリアンレザーの小物が誕生しました。
イタリア産の最高級ヌメ革(ベジタブルタンニンレザー)をベースとして、「手染め&グレージング仕上げ」によって、創出されるイタリアンレザーが”ピエトラレザー)”。
ピエトラレザーは革表面の強度が高く、手触り的にも”ハードな感触”を感じる革素材。
ピエトラレザーで仕立てられた財布シリーズ「ロッソピエトラ(Losso Pietra)」は、キズが付きにくく、長持ちする財布として、人気を高めていくものと
感じています。
新しいイタリアンレザーが日本に浸透していくといいですね。
■ピエトラレザー仕立て長財布の情報はこちら。
イタリアならではの美しく華やかなアートレザー仕様のレディース財布!
種類の豊富なイタリアンレザーの中でも、革の染色・加工技術によって、生み出されている最新レザーとも言えるのが、
「イタリアアートレザー」と呼ばれている革素材です。仕様されている革素材(原皮)は、牛革であったり、ラムレザー
であったりと多様性を有するのが特徴。イタリアのタナリーで創出されているプリント・染色レザーを総称して、
イタリアアートレザーと呼んでいます。
こちらは、そんな美しく、華やかな各種イタリアアートレザーを使用して、日本の革職人によって仕立てられているレディース財布
シリーズです。「大人可愛らしさ」をテーマとして、各種”花柄””お花畑の景観”などをモチーフとした描かれています。
2015年秋に誕生したばかりの日本革ブランド「AETHER」のアイテム。そのオリジナリティーの高さとイタリアならではの色彩美が
人気となっています。
*素材:カウレザー、ラムエナメルレザーなど
*色彩:桜柄、各種花柄
■イタリアアートレザー仕様のレディース財布の詳細・購入はこちら。(公式SHOP)
素朴な革風情が魅力のベジタブルタンニンレザー仕様メンズ長財布「パティーナ」
ブッテーロと同じイタリアベジタブルタンニンレザーのひとつが「パティーナ」。
イタリア・トスカーナ地方に古くから拠点を構えている老舗タナリー”ワルビエ社”が創出している革素材です。
そんなパティーナを使用して日本の革職人によって創作されたメンズ長財布は、素朴な革風情が最大の魅力。
優しさ&素朴さといった牛革素材の一面を浮き立たせた長財布となっています。ナチュラル嗜好の方に人気の
アイテムに。
*素材:パティーナ(ベジタブルタンニンレザー)
*色彩:ブラック、ブラウン、ナチュラル、チョコ
■ベジタブルタンニンレザー仕様メンズ長財布「パティーナ」の詳細・購入はこちら。(公式SHOP)
革の素材感と機能性が人気に!ミネルバボックス仕様の片掛ショルダー「マルティーニ・アーバンショルダー」
こちらは、ミネルバボックス仕様の本格的片掛ショルダーバッグ「マルティーニ・アーバンショルダー」です。
近年、健康志向と共に自転車通勤をする方が増えたことも、ひとつの要因となっているのでしょうか・・
本革仕様の片掛ショルダーバッグは人気アイテムとなっています。
「アーバンショルダー」は、上質なイタリアオイルレザー”ミネルバボックス”を使用して、日本の革職人が仕立てているアイテム。
その本物志向の革風情と豊かな革の素材感がビジネスシーンでも安心して活用できるショルダーバックと感じさせてくれる要素と
なっているものと思っています。現在、大人気商品となっており、再入荷待ちの期間が長い状況。「再入荷お知らせメール(無料登録)」
に登録しておくことをおすすめいたします。再入荷しても即完売となることもありますので。
*素材:ミネルバボックス(イタリアオイルレザー)
*色彩:オールドブラック、ブランデー、ビターチョコ
*サイズ:【縦】41cm×【横】18cm×【マチ】5.5cm
■イタリアオイルレザー仕様の片掛ショルダー「マルティーニ・アーバンショルダー」の詳細・購入はこちら。(公式SHOP)
新作登場!イタリアのサンタ・クローチェ・スッラルノ産プルアップレザー「NEBADA」仕様財布シリーズ。
新しいイタリアンレザーの魅力を感じさせてくれる新シリーズが誕生いたしました。それが、こちらの
イタリア・サンタ・クローチェ・スッラルノ産プルアップレザー「NEBADA」を活用した財布シリーズ
『プルキャラック』です。最高級に位置づけられるイタリア製プルアップレザー「NEBADA」を日本に輸入、
日本の匠革職人が仕立てた本格メンズ財布となります。
NEVADA(プルアップレザー)は、植物タンニンなめし加工と天然オイル加工の相乗効果により創出される
イタリアンレザー。上品さを携えたヴィンテージな風情が最大の魅力となっています。
こだわりの染色によって創出された、幾重にも重なり合った深みのある美しい色彩は、他に類を見ない
オリジナリティーを感じさせてくれるもの。神秘的な美しさを楽しめる本革財布となっています。
*素材:NEVADA(イタリア製プルアップレザー)
*色彩:シーアンビション、ブラウンシップ、ナイトネイビー
■最高級プルアップレザーNEVADA仕様の長財布「プルキャラック・ロンバルディア」の詳細・購入はこちら。(公式SHOP)
本物志向&高機能性!上質イタリアンレザー(マットーネ)仕様のラージショルダーバッグ。
上質なイタリアレザーを丁寧に仕立てて作られた本物志向のショルダーバッグは、ビジネスシーンでも
プライベートシーンにおいても活用できる”風合い&高い機能性”を有するバッグとなるものです。
そんな一品となるのが、こちらマットーネ仕様のショルダーバッグ「ラージョルダー」。
シンプルなフォルムデザインだからこそ、様々な場面で使用できる多様性と飽きの来ない、末永く愛用
出来るメンズアイテムとなっています。
日本の匠革職人が丁寧に丹精込めて創作しているアイテムとして、高い支持を得ています。ひとつは、
こんな本物志向の本革ショルダーバッグを有していたいものですよね。大人の男性を印象付けてくれる
アイテムとなってくれるものと感じています。
*素材:マットーネ(イタリアオイルレザー)
*色彩:オールドブラック、ブランデー、ビターチョコ、ダークネイビー
*サイズ:縦26cm×横33.5cm×厚み9cm
■イタリアンレザー(マットーネ)仕様のラージショルダーバッグの詳細・購入はこちら。(公式SHOP)
革の素材感が楽しめる!ミネルバボックス仕様の二つ折り財布「アーバンパース」。
イタリアレザーの中でも、最も革らしさと言いますか、革の素材感を楽しむことが出来るのが「ミネルバボックス」
です。革表面のシボ柄が特徴のオイルレザー。立体的な手触り感とともに、使用していく中で、徐々に美しい艶感
が増していく・・経年変化の美しさが楽しめます。
*素材:ミネルバボックス(マルティーニ)
*色彩:ブラック、ブランデー、ビターチョコ、リモンチェ、ダークネイビー
*縫製:日本(革職人創作)
▼ミネルバボックス仕様の二つ折り財布「アーバンパース」の詳細・購入はこちら(公式SHOP)。
イタリアンレザー財布の日常的なお手入れポイント!
イタリアンレザー・・特に、パケッタ製法で創出されているイタリアンオイルレザーは、革繊維にたっぷりと
含まれている天然オイルが革を保護する役割を担ってくれています。ゆえに、他の革素材と比較して、
特別なメンテナンス(日常的なお手入れ)は、あまり必要が無いのが、魅力ともなっています。
基本的には、継続してイタリアンオイルレザーアイテム(財布、バッグなど)を使用していることが、
適度に革表面をオイルでコーティングすることとなり、特別なメンテナンスを不要としてくれる要素と
なります。
ただ、もちろん「汚れが付着したとき」「水が付着したとき」「艶が失われてきたとき(乾燥傾向)」など
は、適切な革のお手入れを心がけていただければと思います。お手入れの基本は、まず「革財布の汚れをブラシ
で取り去ること」。次に、保湿及び艶出しのために「専用のクリームを塗布すること」です。
この時、注意しておきたいのが、革素材に適した専用のお手入れアイテム(ブラシ、クロス、クリーム)を
活用すること。革素材に適したものを使用しないと、革にキズを付けてしまったり、変色などをもたらす要因と
なってしまいますので、ご注意を。